全日本DM大賞 贈賞式
2019年03月05日:リフォーム部 溝口
皆さん、こんにちは。リフォーム部の溝口です。
3月になり寒さもゆるみ、春の足音が聞こえてきました。
さて、本日は3月1日に開催された “第33回全日本DM大賞贈賞式” の様子をご紹介いたします。
全日本DM大賞は、各社が販促の為に制作しているDMのデザインやクリエイティブ性を競い、その最高峰を決めるコンテストです。
以前のブログでもご紹介しましたが、当社は昨年制作した感謝祭DMが「日本郵便特別賞」を受賞しました。
その贈賞式が、東京のJPタワーで開催され、金井常務と制作会社の(株)サンビーム細越さんと一緒に出席をしてきました。
JPタワーは、東京駅に隣接する、旧東京郵便局跡地に建設された高さ200mの超高層ビルです。
そのビルの中にあるイベント会場で、贈賞式・贈賞パーティーがおこなわれました。
会場には、今回入賞した30作品が展示され、その中に当社の感謝祭DMも出展されていました。
728作品から選ばれた上位の作品は、どれも緻密な戦略に基づいて制作されており、デザインもギミックも素晴らしいものばかりでした。
当社の作品も展示されています。
会場で聞いた話では、上位に入賞する会社は、金賞を目標にDM制作プロジェクトをつくり、初期デザインの段階から高額な経費をかけてデザインコンペをするそうです。
それだけ、この全日本DM大賞にかけており、広告主・デザイン会社にとって、上位に入賞することは大きな宣伝効果が得られるチャンスと捉えているそうです。
ソフトバンクのDMは戌年にかけて、開封するとおとうさんが喋ります!
年男・年女・犬の字が名前に入ったお客様に対し、日頃の感謝を伝えたそうです。
今は、SNSが全盛の時代となっており、デジタル媒体しか注目されない風潮がありますが、決してそんな事はないと感じました。
どの作品も、DMの特性である「手元に届き」→「開封して」→「見て」→「触れて」→「感じる」という価値を見直し、新たな発見を見出すアイデアが沢山取り込まれており、まだまだ可能性がある媒体であることに改めて気付きました。
レナウンのファッションショーへの招待状DMです。(左) 開催するパリの街がモチーフです。
おみくじ型の年賀状です。(右) 犬をかたどった筒には6本のおみくじが入っています。
また、上位に入賞した作品は、この究極のアナログである紙のメディア“DM”の特性を最大限に活かし、「お客様の心の奥に強く印象を残す工夫」「お客様との長期的な関係を維持するアイデア」等が、ふんだんに取り込まれています。
当社の作品も、知恵を振り絞ってアイデアを盛り込んだつもりでしたが、「まだまだトップの作品には遠く及ばない・・・」と少し落ち込みましたが、DMの進化やトレンドを知る事で、次回へのやる気も沸いてきました!
ファンケルのDM(左)には、老眼・乱視等を簡易チェックするアイテムが同封されています。
東京電機大学(左)は雑誌の表紙をモチーフにしたDMで受験者にアピールをします。
また、今のトレンドとして、紙メディアとデジタルとの融合も注目を集めていました。
例えば、今回グランプリを獲得したカタログ通販会社ディノスのDMは、オンラインショップのカートに商品を入れたが離脱した顧客に対し、24時間以内に「カート落ち商品」と「AIを使ったおススメコーディネート」を印刷・発送する仕組みを実現しているそうです。
これにより、お客様にとって一番欲しいタイミングで一番欲しい商品案内が届き、売上向上につながったとの事です。
自分が迷った行動が、直ぐにDMで送られてくるなんて少し怖くも感じますが、「誰に」「何を」「どのタイミングで」というDMの難しさが、デジタルと融合することで一気に解決した凄い作品でした。
当社が紹介された時の贈賞式の様子です。
贈賞式はよくテレビで見る日本アカデミー賞のような式典会場で、金井常務とサンビームの細越さんが出席しました。厳かな雰囲気の中で贈賞式が進み、当社の名前が読み上げられた時は本当に嬉しく思いました。
入賞者の集合写真です
贈賞式のあとは、パーティーがおこなわれ、美味しいお酒と料理を楽しみました。
金井常務はマスコミ各社の取材対応をされていましたが、私は立食に集中させていただきました。(笑)
特にケータリングされたお寿司が美味しくて、何度もおかわりをしてしまいました。
贈賞パーティーです。お寿司が美味しかったです!
パーティーでは、普段あまり話さない業界の皆様とも情報交換をしました。
他の受賞者の方のこだわりや苦労話を聞いたり、主催者側の意見も聞けてとても勉強になりました。
多くの報道機関の皆様に取材をしていただきました
ある審査員の方からは、当社の作品について「年表で、広告主の姿勢や心意気を伝える取組みが斬新だった」と言っていただき、自分の狙った思いが伝わった気がして、最高に嬉しかったです。
そんなこんなで、第33回全日本DM大賞の贈賞式は無事に終了しました。
今回の受賞は、制作会社のサンビーム様・数々の御指導・御支援をいただいた日本郵便担当者の皆様・セミナーで相談にのっていただいた兼松先生・・・色々な方のお力をお借りして実現できました。
本当に私一人の力で制作しても、アイデアすら湧いてこなかったと思います。
この場を借りて、お世話になった皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
私は今回の受賞をきっかけに、改めてDMの力について実感をしました。
サンリンは、これからも「お客様の心に響き、訴求力の高いDM制作」を目指してまいります。
来年のDMもぜひご期待下さい!
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