2021年11月08日
  • 生活関連

サンリンI&F 地下水保全の取組み

皆さんこんにちは。

山々の紅葉も見頃を過ぎて落ち葉の舞い散る季節になってきました。今年の冬はラニーニャ現象の影響で寒くなる、という予想がニュース等で報道されていますが、どんな冬になるでしょうか。

さて、本日はサンリンI&Fがおこなっている地下水の環境保全についてお知らせいたします。先日、COP26がイギリスで開催され、日本からも岸田総理大臣が出席をしました。

長きにわたり「後ろ向き」「環境後進国」と評価されてきた日本の立場を離れ、脱炭素に向けた大きな指標を発信し、リーダーとしての強い姿勢を示していました。

このように現在の社会においては、「気候変動問題」「地球の環境保全」は全人類が解決しなければならないテーマとして、各国が力を入れて取り組んでいます。

安曇野市のI&F 新工場です

国内でも多くの団体・企業が「持続可能な開発目標(SDGS)」で自分達にできる環境保全活動の目標を立ち上げ、達成をするべく努めています。

サンリンI&Fの工場のある安曇野市では、全国でも有数の湧き水地として、古くから稲作・ワサビ栽培などその豊富な水資源の恩恵をうけてきました。

現在でも市内の水道水の100%が地下水でまかなわれていますが、近年では道路のコンクリート・アスファルト化による雨水の浸み込みにくさや、降雪・降雨量の減少等により地下水が減少する傾向にあります。

そのような状況の中で、サンリンI&Fでは安曇野の地下水を無駄なく有効活用する還元井を2本設置して、かち割氷や板氷を製造して地下水保全に努めています。

安曇野市の地下水含水量の推移です

還元井の仕組みは、地下水を汲み上げて氷を製造した際に、製品として使用しない氷を溶かし、再び地中に戻しています。

溶かした水を還元する前には、地下水汚濁とならないように常時水質を監視して、地下水保全に最大限努めています。

これにより揚水井により汲み上げた水のうち約8割が還元され、無駄がなく、水資源に優しい工程で製氷がおこなわれています。

この還元井は安曇野市では初の設置となり、地域の地下水環境改善や保全に大いに貢献しています。

サンリンI&Fがおこなっている還元井の仕組みです

サンリンI&Fでは、工場新築時に還元井の導入を検討し、設置コストは大きくかかりますが、環境配慮を最優先に考えた結果、迷うことなく今回のシステムを導入しました。

地域が誇る安曇野の清らかな地下水を守るための積極的な取組みが評価され、先日、信濃毎日新聞にその記事が大きく紹介されました。

信濃毎日新聞 サンリンI&F紹介記事

地球上のあらゆる生き物は水がないと生きていけません。
その水を守り、育み、大切に使うことはち私達の使命であると考えています。
サンリンでは、これからも地球環境と地域の環境保全に積極的に取り組んで参ります。

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